ルイボスティーの販売戦略が凄い|商品価値を数倍にする売り方




自社ので開発したとびきりのアイディアを込めた新商品があるのに、売れ行きがいまひとつであるという会社さん割と多いのではないでしょうか。

開発した時には他には全くないものが生まれて、マーケティングもしっかりと調査して実行したのになぜか読み通りに行かない。ツライですよね。

そんな営業を頑張っている方に、おすすめなのが「ルイボスティー」の販売の戦略についてです。

ルイボスティーの販売戦略について

戦略ができる前に言われていただろう、ルイボスティーの販売のための商品メリットは

  • 普段使いできる飲み物
  • カフェインがない
  • 自生している

このくらいだったでしょう。ルイボスティーは南アフリカで昔から飲まれている飲物があるとマーケティングの部隊がみつけてきたのでしょう。南アフリカの一部地域で自生している植物というところにある飲物で、仕入れるための価格が抑えられそうというデータがあったのかもしれません。

ただ、この状態で単純に「南アフリカで飲まれている安いお茶だよ」と宣伝してもほとんど売れなかったでしょう。

麦茶の代わりになるものを探していたのかもしれません。ただ、人は嗜好品や生活に密接している飲み物をあえて変えようとは思わないものなのです。

売れないルイボスティーが売れるようになる策

そこに対して、ルイボスティーを大きく販売した会社は考えました。

きっと彼らは、安さや味ではないほかの部分にスポットライトを当てたのです。

それが、「自生」しているというポイント。

自生しているから何?と感じますが、これが極めて重要なのです。

自生している茶葉は、植物として強く、栽培の邪魔になる病気や虫などに負けないパワーがあるということ。当初マーケティングのプロは自生しているということで、栽培のしやすさ。つまり、安定供給と原材料費を下げる効果を狙っていたかと思うのです。でも、ルイボスティーはここからさらに魅力を見つけて広げていったのです。

そして、自生のメリットを深堀りして「無農薬」であるというところにたどり着きました。

南アフリカで自生している植物にあえて農薬をかけに行く人などいないのです。でも、無農薬には違いない。この商品にしかない特徴を顕在化し、受取手に与えられる恩恵を示したのです。

物はいいようとも捉えられますが、本当にいい商品であれば、それ相応の売り文句を考えることが重要であると改めて気づかされますよね。

もし、自分の商品の良いところに気づけなければ単純にアフリカで飲まれている伝統的ノンカフェインのお茶。

これに加えて、「無農薬」さらに「ノンカフェインである」ということを組み合わせて妊婦さんなどノンカフェインにこだわる方への圧倒的な商品価値を作り出すことができたのです。

今では美容に良い健康食品として価値も認められて、おそらく高い利益率を出していることでしょう。

あなたの商品に置き換えて見ましょう

すでに商品がある状態でルイボスティーについて学んでもコストが大きくて全く別だと感じてしまうかもしれませんが、本質はそこではないのです。

大切なのは、

自社の商品の特徴をしっかりと把握せよ

これです。

従来品と比較してとか、他者の商品よりもというレベルの考え方から脱することができるような、その商品にしかない利点を探すのです。

例えば工場が太陽光や風力発電で動かしているのであれば、その製造をすべてその電力で作ることで「地球に優しい」商品になります。開発している方がお孫さんがたくさん入るのであれば「家が繁栄する〇〇」となるかもしれません。

あなたの会社の立地条件や作り手の人柄、使われている素材を作る方のドラマなど、商品の特性以外の部分の魅力を含めて価値を考えてみてください。

今でも国産の商品が良いと信じられているこの国で暮らす人にとって、誰がどんな風に作った商品なのかは価格よりも魅力的にみえるのです。

最後に

今回の記事は、妻が好んで飲んでいるルイボスティーを飲んでいるときに感じたことです。

飲んでいるだけでなんだか体に良いものを摂取しているような錯覚すら感じます。こういうふと思ったところにビジネスを大きくするチャンスがあるのでしっかりと感覚を研ぎ澄ませておくのが大切ですね。

そのためには、あまり気張らずリラックスした状態を作ることです。

 

この記事を読んでくださったあなたの扱う商品がさらにたくさん消費者のところに届いて、幸せを増やしてくれることを願っています。

 

子供と一緒に飲める麦茶に代わる健康茶を見つけちゃいました

2019年3月26日

 











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