【コーヒー講座】ドリップで入れるなら浸漬法・透過法どっち?




コーヒーを美味しく入れたい。自宅で楽しめる趣味としては非常に奥が深いのが珈琲です。

サイフォンやドリップ、フレンチプレスなど多くの淹れ方が開発されていますが、その中でも

「ペーパードリップ式」

は最も手軽で、淹れ方でかなりの味の変化があるので自分が上達しているのを実感できるオススメの方法です。一方で500円玉くらいに回しいれれば良いんでしょ?とどの道具でも同じ淹れ方をしている方も少なくないようです。

今回は珈琲の作り方の基本である、「浸漬法」「透過法」の違いとペーパードリッパー毎の美味しい淹れ方について語ってみます。

珈琲の浸漬法・透過法の違い

珈琲の抽出方法はフレンチプレスやサイフォンに代表される「浸漬法(しんせきほう)」、一般にドリップのイメージで代表される「透過法(とうかほう)」の2つがあります。

浸漬法は珈琲の粉にお湯を一気に入れておき、コーヒー豆を湯で浸した状態を保持した後、粉と珈琲をろ過する方法です。浸漬法では豆中のすべての成分がバランス良く抽出されるという特徴があります。

透過法はコーヒー豆に一定量ずつお湯を注ぎいれて、ろ過を複数回繰り返す方法です。浸漬法では珈琲豆のもつ酸味やコクなどを最大限に生かし、豆の特徴を楽しむことができる淹れ方です。上手に淹れられないと雑味が出ることがあります。

長所短所

浸漬法;サイフォン、フレンチプレス、パーコレーター

【長所】簡単・味のばらつきが小さい

【短所】コクが弱い

透過法:ペーパードリップ、ネルドリップ、エスプレッソ

【長所】豆の良さを生かす、スペシャリティで美味

【短所】淹れ方で雑味が増える、速度が速いと薄味になる 

上達したければハリオV60を使え、豆の実力を生かすドリップ

ハリオのらせん状のドリッパーは豆の特徴を生かすことができる抽出ができるようになります。淹れる人の手仕事によって味にばらつきが出やすいですが、本当に美味しい珈琲を淹れることができます。

お気に入りの珈琲で毎日試行錯誤しながら、お店をしのぐ淹れ方まで味を引き上げることが可能な道具。湯の速度によって珈琲の味を自由に変えられる楽しみがあります。

また、内部にらせん状の溝ができており、綺麗な円錐形になっているのでお湯が均等に珈琲豆を通って抽出することができます。また、フィルターとドリッパーの密着がしにくい設計になっているため、新鮮な豆の膨らみに順応できスムーズに抽出することができるのも特徴です。

こだわりぬいたオシャレなフォルムと機能性から、2007年には発売2年でグッドデザイン賞を獲得するなど今一番流行っているドリッパーの一つです。

ハリオ式コーヒーの淹れ方(2人分)

  • コーヒー豆:24g
  • 中粗挽き
  • 湯温:92~93℃

①粉をドリッパーに設置したフィルター上に入れて、表面を平らにする。

②粉にお湯を入れて蒸らす。中心から外側に向けてお湯をかけ、下にわずかに珈琲が出る程度までお湯を入れて全体を湿らせる。

③蒸らしは20秒。

④お湯を3回に分けて抽出する。お湯は細く丁寧に入れます。円を描きながらお湯を入れますが、そのときの円の大きさは500円玉程度と小さく淹れていきます。1回目は110~120g、2回目は200~230g、3投目で300gになるまでお湯をいれましょう。受け側の目盛りを見て240gになったらドリッパーを外す。味は蒸らしの湯の投入と1回目でほぼ決まります。

ハリオを使うのに適した珈琲豆

淹れるのに必要な抽出時間が短く、丁寧に淹れないと味のしない珈琲になる点は注意が必要です。また、酸味を生かした抽出になりやすいため、豆に特徴のあるスペシャリティコーヒーが相性がよいでしょう。また、煎りについてもミディアムローストが美味しさを引き立ててくれやすいです。

メリタはペーパードリップの浸漬法!初心者にオススメ

メリタのペーパードリッパーは一つ穴に特徴があり、抽出速度が一定となるので珈琲の入門編としておすすめの道具です。

ペーパードリップの中で唯一浸漬法で淹れるという他のドリッパーとは特徴が大きく異なります。メリタ式で淹れる珈琲の特徴としては、お湯の量と注ぐスピードによらずに作れるので安定した味になりやすいです。

また、豆をお湯に長くつけることになるので、豆の中の成分をすべて均等に抽出する特徴があります。このため、バランスが良い味のブラジルやお店ごとのオリジナルブレンドなど味の調った珈琲に剥いています。

メリタ式コーヒーの淹れ方(2人分)

  • コーヒー豆:18g
  • 中細挽き
  • 湯温:92~93℃

①粉をドリッパーに設置したフィルター上に入れて、表面を平らにする。

②粉にお湯を入れて蒸らす。中心から外側に向けてお湯をかけ、フィルターに染み出したコーヒーが出てくる程度でとめる。

③蒸らしは30秒。

④お湯を合計で300gになるまで入れ続ける。受け側の目盛りを見て240gになったらドリッパーを外す。

 











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