会社にいると発表資料を作る機会は多いものですが、意外と一目で慣れていないなとわかってしまうポイントがあるのをご存知でしょうか。
初心者と思われ資料作り慣れしていないという事実は仕方がないにしても、その印象を持たれると説得力がどうしても減ってしまいます。また、性格の良くない方にとっては格好のイジりポイントになりますので、本来の論点でディスカッションできるように慣れている風な資料を仕上げていきましょう。
今回は私が「下手くそだなぁ」と感じてしまうポイントを上げていきます。是非ご自分のパワポ(PowerPoint)資料でやっていないのか確認にご使用ください。
ポイント1 フォントが統一されていない
フォントは見慣れていない人だと、いくつかのものが混ざっていても気にならないようですね。私も大学院の時に教授に良く指摘を受けてうるさいと思っていましたが、年齢を重ねたせいかすごく見えるようになってしまいました。
違和感が凄いんです。思っている以上に汚く見えているんです。これは感覚的なものですので、感じる方に合わせて統一させておきましょう。
使うフォントはどれがいいの?
使用して見やすいフォントというのは案外限られているんです。
もし、理系でデータをしっかりと説明したい、教科書のような整った印象で見てほしいのであれば、
「メイリオ(meiryo)」にしましょう。
標準の文字も太くないので、グラフや表の邪魔にならないです。強調は太字を基本とし、不足があれば文字の大きさで調整しましょう。
また、聞き手が経営者や営業さんなどの文系の方、お客様の担当者など技術的なデータはそこまで重要ではない場面では
もしくは「HGP創英角ゴシックUB」が見やすいです。
このフォントはウィンドウズPCの標準でついているものになりますが、標準で太字であるため文字が印象に残りやすい特長があります。
この文字で文章を書いてしまうとチカチカしますので、キャッチコピーのように短い文で概要を説明するようにしてください。
タイトルのフォントは合わせるの?
タイトルの文字はスライドに使っている文字に合わせる必要はありません。
おすすめは
「HGP創英角ゴシックUB」
やはり見やすさが他のフォントと比較しても抜群に良いです。
半角と全角の使い方がバラバラ
数字は半角、カタカナは全角。
整えましょう。
タイトルの数字だけは特別で全角にしても良いでしょう。これはタイトルに使う他の大きな文字は太字になりやすいので半角としてしまうとバランスが悪くなるためです。同じ自体となるようにタイトルだけは全角がおススメです。
アニメーションを使うな!
アニメーションはなぜか初心者が使いたがるパワーポイントの機能。楽しいから使うのでしょうが、ページをめくるたびにフェードインがかかっているなど、非常に邪魔臭い☆
重要な中身に集中してもらうためにアニメーションは極力使わないようにしてください。
もし使うとしたら、
- 特に強調したいスライド1つ
- 動かすパーツも数字か矢印
アニメーションを使うとその場の気が散るだけでなく、配布資料として印刷した時に文字が重なったりしますので使わずに綺麗に見せられるように工夫してください。
スライドの背景は白、シンプルが一番
慣れていない方の特徴に、背景を黒や濃紺にして文字が白というものにする方がいますが残念ながらダサさしか感じないです。上のアニメーションと同様なのですが、是非一番需要な中身である結果やグラフが映えるようにデザインはシンプルにしてください。
フッター部分にちょっと刺し色があるくらいが一番慣れている感じが出ます。
文章で説明しない
長い文章で説明して、それを読み上げるようなプレゼン資料はNG。全くと言っていいほど相手に伝わらない資料になってしまいます。
理系であれば計算式とグラフ、表、エンジニアであれば解析結果、分析結果、写真をもとに説明を進めましょう。
文章を使用するのは、スライドの目的と結論に使うのは問題ないですが、ここでも数値による尺度は入れておく必要があります。例えば、80%以上の特性向上が見られた、##千円/月のコストダウンとなった。などですね。
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