ワードプレスで複数のサイトの記事をひとつに集約したいときの方法




ワードプレスで管理しているサイトが増えすぎて困ることありますよね。

全ての記事をリライトするのは時間的に難しいからひとつのドメインに集めておきたいと思う方は多いでしょう。特に思いいれのある記事だとしたらそのままサイトを閉鎖するのと同時にこの世からなくなってしまうのは悲しいですもんね。

私はそんな記事を他のドメインに乗せ変えて思い出メディアを作っています。記事を元のURLから301リダイレクトで新URLへ引越しをするという作業です。

今回は出来る限りGoogleの評価を維持しつつ、複数のサイトの記事を集約したい方の参考に成ればと思います。

新しいドメインへ複数の記事を移動する方法

元サイトの全部の記事を別ドメインに集約したいというときにやることは以下の通りです。

  1. 前サイトの記事を下書きにする
  2. 前サイトからのデータの抽出(エクスポート)
  3. 移動先新ドメインへ移動
  4. パーマリンクを適正化
  5. 301リダイレクト
  6. 新ドメインで記事の公開

公開の停止をしていないと、後の工程でプラグインを使ってエクスポートデータに「公開」が引き継がれてしまうので、乗せ変えた瞬間にアップされます。すぐに影響が出ない可能性がありますが、パーマリンクの変更をする前に公開されるので、しっかりと名前を付け替えたい方は注意しましょう。

また、一時的でも重複コンテンツが存在する状態になりますので、公開前に301リダイレクトをしておくことをおすすめします。

元サイトからのデータの抽出方法

画像やアイキャッチを一緒に移動できる便利なプラグインを使っていきます。

『DeMomentSomTres Export』という人気のプラグインです。アイキャッチ画像までエクスポートして、画像を入れる手間がなくなるのでかなりの時短になります。

元のサイトでDeMomentSomTres Exportをしましょう。

「今すぐインストール」でプラグインを導入し、そのまま「有効化」して下さい。

DeMomentSomTresの初期設定

skipで飛ばすと通常の画面にもどります。

DeMomentSomTresの使い方

ツールからDeMomentSomTres Exportを選択します。

全移動であれば「すべてのコンテンツ」を選択で良いですが、今回は固定ページは不要で投稿ページのみを移動しようとしましたので以下のような設定にしました。

ページ分割については、「Without Pagination」の選択でOK。これでエクスポートすれば元サイトでの作業は一旦完了です。

データファイルがxml形式で出力されますので、保存してください。

移動先サイトへ

新ドメインで構築するなどの移動先のサイトでワードプレスを立ち上げます。

ダッシュボードから「ツール」⇒「インポート」へ進みます。

するとワードプレスの項目の「今すぐインストール」をクリックして⇒「インポーターの実行」と順にすすみます。

先ほど元サイトにてプラグインを使ってエクスポートしたxmlファイルをここで使用します。「添付ファイルをダウンロードしてインポートする」にチェックを入れて、「実行」しましょう。

301リダイレクトで引越しの連絡

今回は面倒な作業やサーバーにあるhtaccessのファイルを自分で編集することがなくなるのですごく便利なプラグインを使います。

「Redirection」

がおすすめ。

移動元のサイトでプラグインRedirectionをインストールして有効化してください。

有効化すると初期設定が始まります。

その後表示される「Basic Setup」では301リダイレクトの条件を選びます。私のオススメは上の2つへのチェック。

一番上は投稿ページと固定ページのパーマリンクの変更を表示する。という意味。2番目は全てのリダイレクトと404エラーログを保持する。です。

閲覧者のIPアドレスを記録したいという場合のみ、3つ目のチェックですがアフィリエイターにとってはあまり必要のない機能と判断しています。

まとめて301リダイレクトをしたいときはエクセルにまとめる

複数の記事をまとめてリダイレクトするのにRedirectionはすごく便利。

エクセルファイル(正確にはcsv)で元URLと新URLのリストを作っておけば、一括して301リダイレクトをかけることが出来ます。

「Import/Export」タブを選択し、先ほど保存したCSVファイルを読み込みます。

「グループにインポート」の項目は、最初から入っている「転送ルール」で良いです。独自のグループ設定も可能ですし302リダイレクトにも対応しています。

日本語ドメインの変換に使えるサイト
http://n7.com/japanese/

【注意】301設定後は元記事は下書きの状態に

301リダイレクトをしたあとは記事を残しておきましょう。

noindexや記事削除、非公開ですと301リダイレクトの効果がなくなります。

また、グーグルは1年は301リダイレクトを継続することを推奨しているようですので、サイトの閉鎖やドメイン放棄は1年くらい余裕を持って処理した方が良さそうです。

まとめ

今回は新URLへの記事の引越し方法についてまとめてみました。

いろいろなサイトから寄せ集め的に作ったサイトでは、サイトのコンセプトがばらばらになる可能性が高いです。評価をアップさせたいという方は、そのあたりについてユーザーが使用しやすいカテゴリに分けなおすなどの工夫は必要でしょう。

また、古い記事はご自身で見ても足りない部分があろうかと思います。この辺はしっかりと記事の見直しは必要です。

あくまで集約してみたいという方ですので、サイトの評価のアップダウンについては各自の責任でお願いいたします。











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