ついつい見入ってしまう動画と、つまらない・面白くない動画とではいったい何が違うのでしょうか?
この記事では、動画のカット数と、動画の見応えの関係について解説したいと思います。
カット数とは
そもそも「カット数」とは?
カット数とは動画の場面の数のことです。
このカット数(場面の数)を少し意識するだけで、たとえYoutubeを始めたばかりの方であっても、すぐに離脱されない動画を作成することができます。では見応えのある動画というのはどのようにして作れば良いのでしょうか?
見応えのある動画はカット数が多い
見応えのある動画と退屈な動画はどこが違うのでしょうか。結論からいうと、見応えのある動画は、カット数(場面)が多いです。これに対して、退屈な動画は、同じカットに時間をかけすぎています。
見応えのある動画はカット数が多く、動画がテンポよく進みます。視聴者は「次、どんな場面が出てくるんだろう」と期待しながら見ています。それにこたえるのです。見応えのある動画は、カット数が多いので、視聴者の期待に次から次へと応えます。その結果、飽きないのです。
これに対して、退屈な動画は、同じ場面(カット)がいつまでもだらだらと続きます。視聴者は「もう、この場面はいいよ、次どんな展開になるのか教えてよ」と思ってしまいます。にもかかわらず、同じ場面が続くと、視聴者は飽きてしまい、ついには動画を見ることをやめてしまいます。
カット数はどれだけ入れればよいのか
カット数はどれだけ入れればよいのでしょうか。言い換えれば、一つのカットは最大何秒まで許されるのでしょうか。例えば、あるアクション映画のPVは、2分21秒の再生時間に116もの場面が入っています。
他には誰もが知っている有名な俳優さんが出ている60秒のCMでは35のカット数があります。つまり、1秒に1.2回場面が転換しているのです。一般的な視聴者はこのような、1秒ごとに場面が変わる動画を見慣れているのです。ですから、動画を作る際には、カットを増やし、情報量を増やすことがとても重要です。視聴者を引き付ける動画ほど、手がかかっています。
カット数を増やすとは
カット数を増やすとはどういうことでしょうか。場面の数と写真の数は違います。
例えば、同じ場所を長時間撮り続けたとしても、編集時は1カットとしてあつかわれます。
なので、カット数(場面)を増やすということは、映すモノ・映す人を変える、場面(場所)を変える、状況を変える、時間を変えることを指します。色んな場面を切り取り、動画に乗せていくことがカット数を増やすことなのです。
1カットの表示時間は何秒にするのが良い?
先ほど、アクション映画のPVは1秒ごとにカットが変わると説明しました。ただ、これは、PVという性質上、短時間で圧縮した情報を次から次へと見せる必要があるので、一般化できません。それでは、youtuberに投稿する動画で適当な1場面の表示時間は何秒くらいにしているのでしょうか?
一概に1場面、何秒が正しいとは言えません。しかし、テレビCMを例にとると、ゆったりした動画でもおおむね3秒くらいで、ひとつのカットで見ている人に伝えたい情報が伝わると言われています。
テレビCMが1カット3秒で切り替わっているということは、多くの人は『1カット3秒』に慣れているということです。これは大いに参考になると思います。
見応えのある動画を作るまとめ
まずYoutube初心者が見応えのある動画を作るには、とにかく、カット数を増やすことです。
材料が多い分にはどうにでも料理できます。言い方を変えれば、どんな腕の良い料理人でも、材料がなければ何もできないのです。ですから、できるだけカットを増やしましょう。料理と違って、映像を撮りためるのはほとんどお金がかかりません。
いくらでも材料は増やせるのです。
カット数を増やすだけで見応えのあるYouTube動画を作れるのですから。ぜひ試してみてください。
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