スーパーのバナナの陳列に見る販売戦略を考察してみる




インターネットを使ったビジネスとしてメディア運営やコンサルタントをやるようになって、週末以外の時間にもスーパーに行く機会が増えました。

人が少ないスーパーに行くとこれまで気づかなかった販売の仕組みについての気づきがあって本当に面白いんです。ネタを仕入れたければ、外に出て観察しろと有名な経営者さんたちは教えてくれていましたが言うとおりですね。

今回は、スーパーで販売されているバナナの売り方で面白いことに気付いたのでお伝えしていきます。

バナナの実ってどんな風になるか知ってる?

売られているものだけ見ても、バナナがどんなふうに栽培されているかについて基礎知識として持っておかないとその特別さには気づきにくいかと思います。

まずは収穫前のバナナの画像です。

バナナの育ち方

上の画像のようにバナナというのは円を描くように連続して実になるということがわかります。この写真では緑色ですが、これは未熟な状態。ですが、収穫はこの時期に行い、フィリピンなどから輸送する間に熟し、店頭に並ぶ時には見慣れた黄色いバナナが出来上がるという仕組みです。

黄色いバナナはちょっとおなかが空いた時のおやつにぴったり。むくみ防止にもなりますし、運動不足の方の味方です。

さて、実際にこの黄色いバナナがどんな風に売られているか思い出してみましょう。

スーパーに陳列されている状態はこれがバラバラになって4本や10本を1房として販売されていますよね。この販売の方法が意外とすごいなと深読みしているんですが、本来であればキュウリやリンゴのように1本ずつ販売しても良さそうなもの。

単純にリンゴと違ってバナナを分けにくいのではないか?柔らかかくて商品にならないものが出る可能性があるとか色々考える方もいるでしょう。確かにそうかもしれません。バナナは先の説明の通り緑色の未熟な状態で分けられて出荷されるので、思っているほど柔らかくないのです。実際に工程は増えますが、ほとんどのスーパーで個別売りをしていないのは変でしょう。

工程を減らすためだけという理由だけですと、たくさんの実が一緒になるのに個別で販売されるグレープフルーツも同様に房で売っても良さそうなものですし。

1つずつを桃やマンゴーのように包んで高級なフルーツとして販売しても良さそうなもの。

この違和感に気付くと、バナナはセットで売ることで明らかに売れる何かがあるということが分かってきます。この理由について気付いたことがあるので書いていきますね。

バナナの販売に利用されている仕組みは「目の錯覚」

バナナがスーパーの棚に並ぶ時、は少なくとも2列になるように房をカットしてあることに気付きました。早速見ていきましょう。

 

まずは、問題です。このバナナはどちらの方が大きく見えますか?

バナナの大きさ

直感で答えていいですよ。スーパーに行ってそんなことを考える人はいないので。

 

 

 

大抵の方は「A」を選ぶのではないでしょうか。付け根は同じ位置なのに、明らかに先が長くなっているから当然そのように見えると思います。

 

実は長さはほぼ同じ。

 

不思議ですよね。これは目の錯覚です。試しに指などで画面の長さを測ってみると、「ウソでしょ」と笑えるくらいに一緒。

この目の錯覚は、ジャストロー錯視とも呼ばれ厚みのある円弧の形のものを並べると、内側に置かれた方が長く見えるというもの。並んだときの位置関係によって、弧の形の図形のどの部分で比較するの基準が変わるために発生するという原理です。

 

私も30年食べ続けたバナナの秘密に気づきませんでした。後ろの列と前の列の長さが違って見えることで、消費者からすると大きさが実は大きいように錯覚させることができるんです。

1列で販売した場合には、Bのサイズで見えるでしょう。購入する時の満足度は大きく変わってくると容易に推測できます。

ただ、2列に切り分けて出荷するだけで大きく販売数がアップする。

非常に優秀な販売戦略です。

また、まとめて販売できるというのも大切なポイント。ばら売りで1本48円で得るか、6本セットで298円で売るか。お店にとって嬉しいのがどちらかというと、まとめて買ってもらう方です。これが当たり前に浸透しているバナナの販売の術は凄いでしょう。

まとめ

今回はスーパーマーケットに見る販売戦略について、特にバナナの目の錯覚を利用した例について書いて見ました。

本当かどうかは、最初にバナナ屋さんを始めた方に聞かなければわかりませんが確実にその効果は出ています。

買い物ひとつにしてもただ外を歩くのではなく、疑ってみるとなかなか面白い発見があって良いですよ。発想力も鍛えられますし、私の場合には新しいビジネスやサイトのアイディアなどのひらめきもこのような思考のなかで生まれることもあります。

なんだか面白いアイディアないかなと普段お困りの方は是非、目に見えるものすべてに「なぜ」という疑問を持って街を歩いてみてください。きっとその日のうちに一つは、新しい発見ができると思います。

 











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